2019年6月19日水曜日

(地方競馬馬主になるまで)登録申請をする・その3

馬主登録申請書を書く

馬主登録申請書には、自分のことを書いていきます。履歴書ほどではないですが経歴なども書く必要があり、結構書く内容が多いです。

ここで特に困るのは次の2点ではないでしょうか。

・預託予定調教師
・馬主登録申請の動機

1.預託予定調教師

左隣の「入会を希望する馬主会名」欄については、馬を走らせたい競馬場の馬主会を書けばよいので何も問題はないのですが、調教師さんは…。
調教師さんにツテがあるとか、直接の知り合いに調教師さんがいるという場合は、その人の名を(了解を得てですが)書けば問題はありません。私のように、全く誰も知らないという場合はどうするか?。
私は「未定」と書きました。実はこれは結構「無謀」だったということは後からわかります。

提出後、しばらくして登録課から電話がかかってきました。
1件は青色申告決算書のほう(の写し)が出ていなかったので送ってください、ということについて、もう一つはこの預託予定調教師が未定になっていることについて。

電話では以下の説明がされました。

登録課の担当者「預託予定調教師の欄ですが、調教師が"未定"というのはダメなんです。実際に馬を預けるかどうかは関係がないので、どなたかの名を書いてください」
私「書きたいのは山々ですが、まったくツテがありません。こういう場合どうすればよいでしょうか」
担当者「預託予定の競馬場の調教師会に電話して紹介してもらって、その人の氏名をご連絡ください」

こう言われると電話するしかありません。さっそく兵庫県調教師会に電話しました。
年配の女性の方が電話に出られたので、用件を伝えました。

私「(これこれこういう事情で)預託予定調教師を書かないといけないということなんですが、誰も知ってる方がおりません。登録課の人からは調教師会に相談してくださいと言われました」
調教師会の担当者「そうですか。じゃー、調教師会の会長が○○さんなので、○○と書いといてください。○○さんには伝えておきますね」

という非常に簡単なノリ(?)で紹介いただけましたので、全国協会の登録課には会長さんの氏名を伝えました(青色申告決算書のコピーを送るさいにこのことを付箋に書いて貼っといてくださいということだったでそうしました)。
と、兵庫県はそうでした。他の主催者の調教師会も似たようなノリで紹介してもらえるかどうかはわかりませんが、馬主が増えることそのものは歓迎のはずなので、知り合いがいない場合はぜひ問い合わせてください。各調教師会の連絡先は 馬主申請Q&A|地方競馬全国協会|地方競馬情報サイト の下のほうを参照してくださいね。


ちなみに、今年の馬主会の新年会でそのことを話したところ、他の馬主さんから「未定なんてOKだったっけ!?書かんといかんでは?」と言われてしまいました。調教師名を書くのは当たり前だったようです。知らんということは恐ろしい。


2.馬主登録申請の動機

これはこれで難しい。
しょせんお古を何頭か所有してのんびり走らせよう、みたいな程度ですし、馬産や馬文化の向上に貢献、みたいな高尚な動機があるわけでないし、かといって「馬主になりたいから」という子供(?)みたいな書き方をするわけにもいかないので、ここは頑張ってそれなりな理由を書いてください。
私は何と書いたかな?…忘れました (^-^; 忘れましたが、書きようについては相当悩んだのは事実です。


3.その他

このほか、現在の資産(負債)や住居を書く欄があります。
「所得500万円以上」というのは何のための基準なのか、というと、結局は「馬を維持できるだけの財力がこの人間にあるかどうか?」ということの一つの客観的な証明なのです。と考えると「資産なし」とか「負債だけ」というのは審査にあたって「この人は大丈夫か?」という思いを抱かせることになりかねないのでどうかな?、という感じはします。(キャッシングローンとかではない種類、例えば事業などでの)負債を抱えられるということ自体は信用の証明という話もありますが。
かといって、ありもしない資産を書くわけにはいきません。

このへんが審査に影響を与えるのでしょうか?
申請前に気にはなったので、全国協会の登録課の方に訊ねました。資産についてとは限定していないものの、審査にあたって「場合によっては調査に伺うことはあり得ます。どういう暮らしをされているのか、馬を維持できる人なのか、家の中を見させていただくこともあります」ということでした。

私の場合はどうだったのでしょうか。
少なくとも私が在宅しているときには見に来られたことはありません。でも、一度も来られなかったか、というとそれはわかりません。アポなし抜き打ちで見に来る、というのも考えにくいですが。

ともかく、ないならないでそれはしょうがありません。「公正競馬」の建前上、虚偽の申請をされるというようなことは最も嫌う組織ですから、嘘は書かないようにしてくださいね。

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